2013年05月24日

シュレーゲルアオガエルの鳴き声


群馬県の川場村に泊りがけでよく出かける。通い始めて30年以上になる。

この村の魅力は、名峰上州武尊山のすそ野に開けた南斜面に、のどかな農村風景が今なおしっかりと残っていることだ。東京から高速で約130キロと、以外に近い。

その風景に惚れて土地を借り、家を建てて20年になる。
水が豊富なので池を何か所か掘り、近くに生えていたセリやヒメガマ、ショウブなどを植えた。様々なトンボやヘイケボタル等、生き物は思いのほか豊かになった。

カエル類もその例に漏れない。アズマヒキガエル、ヤマアカガエル、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエルなどがやって来る。
なかでもシュレーゲルアオガエルの鳴き声はことのほか大きく、よく響く。4~6月ごろ、夜になると大合唱だ。鳴き声はキリリリツ、キリリリツと本には書いてあるが、どうもしっくりこない。家を建てたころはこの鳴き声がうるさく、少し静かになってくれと願ったものだ。安眠妨害と感じられたからだ。

しかし、最近はその鳴き声が限りなくいとおしい。その大きな声は憂えに似た叫びのようにも、また何か必死にアピールしているようにも聞こえる。また、その音波は脳全体に共鳴し、頭蓋骨を内側から心地よく刺激する。

ある年は4月末季節外れの雪が降ったりして鳴き声はほとんど聞かれずじまいだった。本当に寂しかった。もうこの地に居なくなったのかと心配もしたが、翌年また威勢よく鳴いてくれた。
  
ずうっとその鳴き声を聞けることを切に思う。

佐藤
posted by 水研クリエイト at 16:19| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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