2014年04月05日

公共の空間

3月の半ば、江東区の東雲二丁目公園のビオトープ池の改修工事がひとまず完了しましたぴかぴか(新しい)
実はまだ完成ではないのです。(その理由はのちほど・・)


この公園は開けた原っぱが気持ちよく、保育園のちびっこたち、親子連れ、ランニングや散歩の人、昼食をとる社会人など様々な利用者が訪れます。その傍らにひっそりとある池が、今回改修したビオトープ池です。

今まで小学校などでビオトープを作らせていただきましたが、町の人々が自由に出入りできる公共のビオトープは初めてです。なんだか新鮮ひらめき約1か月の作業期間中も、途切れることなく多くの人が訪れる場所でしたぴかぴか(新しい)



今回のご相談の一部を紹介します。

・池が枯渇してしまう
・水際ですべって池に落ちてしまう
・ザリガニが増えて、水草を食べてしまう

手を加える前は、ザリガニ池と呼ばれ、子どもたちがザリガニを釣って遊ぶところでした。そのせいか水際はたくさん踏み固められて地面はつるつるになり、植物は生えず、ゴムシートが見えてしまう状態でした。そして案の定、子どもが池の中に滑り落ちてしまう事故があったようです。

SANY5836.JPG

解決策がこちらです。

・池底の防水シートを新しいものに張りなおす。
・水際に観察用の足場を作る。
・木道を作って地面が踏圧でつるつるになるのを防ぐ。
・池の水を一度すべて抜き、ザリガニを取り除く。

これらの内容をふまえて池の改修工事をさせていただきました。

P3072206.JPG
※池の水位はさんばしのところまで上がります。

橋やさんばしから池を観察することができます目
P3072210.JPG


先日、野芝もはり終わりました晴れ
野芝は在来の芝で、外来のものと違って隙間が多く、野草が生えやすくなります。
P3192630.JPG

野芝がしっかり根をはって地面にくっつくまでもうしばらくお待ちください時計
なので、まだ、完成ではないのです眠い(睡眠)
P3262849.JPG

枯渇した池に水を補充してくださっていた近所の方が、工事中に様子を見に来てくださいました。
ちょうどたくさんのザリガニを捕獲した時でしたので、その数に驚いていらっしゃいました。その方に数えていただいたところ、100匹以上いたとのことでした!!

近所の子どもたちはここでのザリガニ釣りを楽しんでいたようです。これからはメダカやオタマジャクシ、アメンボなどさまざまな生きもので楽しんでもらえたらなと思いまするんるん

Written by ARAI.
posted by 水研クリエイト at 16:52| 東京 ☁| Comment(0) | ビオトープ | 更新情報をチェックする

2014年01月31日

15年前の学校ビオトープ


年が明けたと思ったら、今日で1月が終わり。
相変わらず時間はあっという間ですね。

板橋区 蓮根第二小学校のビオトープを施工して、早15年の月日が経ちました。

当時、在学中の子どもたちと一緒に施工し、
Photo-012.JPG

2本の木に挟まれた砂場が、
Photo-001.JPG

池や流れに変わり、
DSC00001.JPG

自然に芽生えた木々に囲まれました。07.06.18 014.jpg

当時の蓮根第二小学校校長先生で今ではNPO法人センスオブアースの代表、寺田茂先生の活動によって、子どもたちの学習以外にも、学生たちの研修の場に利用したり、地域の方々との連携で管理や補修もして頂いております。

私どもは、施工の際に自然素材を利用しておりますので、どうしても15年の月日にはかないません。
IMGP6469.JPG
放置されると外来種がはびこり、池も泥がたまってしまう場合があります。しかし、このように設置した枕木が朽ちてしまっても、池の中や植物はあまり乱れておりませんでした。
それは寺田先生を始め、多くの方々の利用による賜物だと思います。

小学校のビオトープは、先生方が異動などで変わっていくと、なかなか引き継ぎにくい複雑な分野ですが、こうやって利用し続けていただけることは大変ありがたいことです。

先日、寺田先生と地域の方や子どもたちでビオトープ内の川の補修工事に臨んだとのことでしたが、少々不具合があるとのご相談をお受けし、本日お会いしました。
「素人ばかりで作ったから」とご謙遜される寺田先生の手元のメモには、今回の補修工事の計画や図案や計算式がぎっしりと書かれていました。
IMGP6471.JPG

寺田先生の情熱を感じた一日でした。

かわいい追記かわいい
アズマヒキガエルの産卵の時期も間近で寺田先生も水辺の補修も急がれていました。
2月上旬には続々と産卵シーズンを迎えると思いますので、皆様も補修等はお早めに。
(本来なら1月頃まで)


Written by ARAI.


posted by 水研クリエイト at 13:49| 東京 ☀| Comment(0) | ビオトープ | 更新情報をチェックする

2014年01月28日

食品工場のごはんどき。


千葉の市川に新しい食品工場ができました。
最上階の従業員食堂には大きな窓があり、そこからテラスが一望できます。

今月末、そのテラスに弊社の屋上ビオトープが完成しました!

DSCN6663.JPG

写真のデッキの上に白く伸びて見えるのはベンチです。
天気のいい日は外で食べるのもいいですね。

では完成したてのビオトープをご案内いたしますかわいい

テラスに出たらまず目を止める、ベンチ横のミニ里山(私が独断で命名)!
P1231781.JPG
流木と石とコケを使いました。流木を配置する際、少しでも自然の形に近づけるためビス打ちはせず埋めて固定しました。今回初めてコケも用意しました。コケの存在で雰囲気がぐっとよくなりました!

では、水が流れ出す「上流」へいきます。
DSCN6620.JPG
静かな湧水のように井戸水が出てきます。
流れでた水は倒木をくぐり、
DSCN6622.JPG

「中流」の池に流れていきます。
DSCN6624.JPG
ここは少し深めに作りました。流木も沈めてみたので上流とも下流とも雰囲気が違います。
陸から水面に突き出した流木に、カワセミが止まらないかな…

そして中流域最後の池に流れ落ちます。
DSCN6619.JPG
写真では水は止まっていますが、石を積んで小さな滝をイメージして作りました。
流れたところをぜひ見て頂きたいですぴかぴか(新しい)
P1231768.JPG
ここは下流の循環ポンプの出口ですので、水面が静かに揺れています。

ビオトープを横切るように1本の川の流れがあります。
P1231770.JPG
ただ真っ直ぐにはひかず、うねりや幅にもあそびを作りました。

そしてひと際大きな池がある「下流」に流れ着きます。
DSCN6637.JPG

下流には先ほどの中流につながるポンプがあり、太陽の力で水を送ることができます。ひらめき
DSCN6639.JPG

木のデッキはコンクリートよりもぬくもりを感じます。
DSCN6629.JPG
仕上げ中の写真です↑

そして、上流側には通路を挟んで畑も作りましたるんるん
P1231760.JPG
ここで採れた新鮮な野菜を食堂で利用…。理想的ですぴかぴか(新しい)


かなりバリエーションに富んだビオトープになりました。
いつも、野生のいきものが暮らしやすい環境を考えながら施工します。しかし今回はそれに加えて、このビオトープのもう一つの目的である、「ごはんどきの憩いの場」も意識しました。このような空間作りは弊社でも初めての試みです。

ビオトープは小学校など子供向けが主流だと思っていましたが、大人だってつい池の中を覗き込んでしまいます。たとえ草花や虫や魚を知らなくたって、一瞬でも童心にかえってリラックスできれば、またひとつビオトープの価値が生まれてくるのかもしれませんねわーい(嬉しい顔)

もう少し暖かくなったら、いよいよ草木やメダカを入れていきます。
ああ春が待ち遠しい!

Written by ARAI.








posted by 水研クリエイト at 17:04| 東京 ☀| Comment(0) | ビオトープ | 更新情報をチェックする

2013年11月06日

クズの葉~京橋築地小学校~


11月6日、中央区の京橋築地小学校へ行きました。
この小学校には、比較的小ぶりですが立派な屋上ビオトープがありますかわいい

しかし、このビオトープにしぶとく根をはる植物がいますがく〜(落胆した顔)
クズです!クズはツル上に伸びて大きな葉っぱでほかの植物を覆い隠してしまいます!また、クズの根は、長くて強く、大人の男の人でもなかなか抜けませんふらふらたらーっ(汗)

今年の春もクズの葉を取り払ったばかりなのに、ひと夏超えてまたもやたくましく育っていました…
春に向けて、すっきりさせました!!!
築地小学校_edited-1.jpg


だいぶ涼しくなってきたので、生き物たちも大人しくなってあまり姿を現しませんでした…
そのかわり!水辺に咲くミソハギが赤く紅葉していてとてもきれいでした!!
中には珍しいタコノアシも!実をつけたコムラサキも色鮮やかでした。築地小学校2_edited-1.jpg

そして水の流れですが、全体写真でもわかるように小川部分が藻や水草、また陸地のコブナグサ等でほぼ埋まっていました…。水の中は環境が変わりやすいため、このような浅い川はすぐに影響を受けてしまいます。定期的に人が手を加えることが必要です。もしできるならば、遊びながら子どもたちにいじってもらえたらな、と思いますわーい(嬉しい顔)

除草や刈取りをして流れがすっきりすると、いち早くメダカが行き来してくれましたひらめき

次に会うのは来年の春でするんるんその時もまた、クズに苦戦するのでしょうか…たらーっ(汗)

た、たのしみです。

Written by ARAI.

posted by 水研クリエイト at 17:20| 東京 ☀| Comment(0) | ビオトープ | 更新情報をチェックする

2013年10月02日

第七峡田小学校 ビオトープ管理


9月27日、第七峡田小学校のビオトープ管理に行ってきました。

毎年、春先に一度、植物や水流れを整えていたのですが、今回は秋から調整開始ですひらめき

非常に良い作つくりのビオトープなので、いきものたちの動きがたのしみでするんるん

さっそくいました!いつもの大将!笑
この後もぞくぞくと出てきましたグッド(上向き矢印)
アズマヒキガエル.jpg

…それにしても、しばらく来ないうちに植物たちが元気に成長してました!!外来種も目立ちますふらふら
ななはけ.jpg

セイタカワダチソウ(外来種)は私の背丈(156㎝)をゆうに超えていました。(いつものごとく)
ハリエンジュは低木になっていました。やがてうっそうとしたブッシュになってしまうため、カット美容院
アメリカセンダングサ(外来種)もぐいぐい伸びていました。
春先に整えておけばこの時期はちょうどよい高さになっています。

来年は先手必勝で管理したいです!

ミズアオイも咲いていましたかわいい実は作業前はつぼみだったのですが、周りの草木を整えて陽が当たったのでしょうか、作業中に咲きました目
mizuaoi.jpg

これはとても臭い、「カタシャジクモ」です…
カタシャジクモ_edited-1.jpg
しばらく手からにおいがとれませんでした…もうやだ〜(悲しい顔)
でも、カタシャジクモは希少種!大事にしなきゃダッシュ(走り出すさま)ダッシュ(走り出すさま)

施工前.jpg

施工後.jpg


学校ビオトープ内は独特な世界です。
長い時間をかけて出来上がった自然界と違い、人の手で造り上げたものです。
なので、ビオトープ内は変化が激しい!!
隙を見て外来種が入り込み、強い植物だけが増え、限りある範囲の学校ビオトープはパンク!(荒地化がく〜(落胆した顔)

しかし、ここでは(写真を撮り忘れてしまったのですが)ノハナショウブという大変貴重な花も自生しています。今回、ミズアオイやカタシャジクモ、ノハナショウブなどの希少種が生きる環境がこのビオトープにはあることが再確認できました。パンクさせてしまうなんてもったいない!

せっかく作ったのだから、みんなで守っていけたらいいな、と思います。

管理もして歩きやすくなったから子供たちに見てもらいたいな~

Written by ARAI.

posted by 水研クリエイト at 12:02| 東京 ☁| Comment(0) | ビオトープ | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。